私たちの強み
企業理念とは、会社の根っこであり、揺るがない土台だと私は考えています。会社がどのような想いで創立され、どんな意図を持って事業を始めたのか――その原点に立ち返るための指針が、企業理念です。私たちが日々の商売の中で迷ったり、壁にぶつかったりしたときに立ち戻る場所こそが、この理念なのです。
当社の企業理念には、私たちが果たすべき役割が明確に示されています。農家の方々が丹精込めて育てた農産物と、それを受け取る消費者の皆さまをつなぐこと。その中で、単にモノを届けるのではなく、「健康」と「生活」「文化」に貢献するという広い視点を持つことが求められています。
商売において最も大切にしているのは「人と人とのつながり」です。私たちが向き合うお客様には、生産者である農家の方々もいれば、販売先となるお取引先様もいらっしゃいます。私たちは、その両者の間に立ち、それぞれの想いや努力をしっかりと受け止めて、相手に伝えていく「架け橋」となる存在であるべきだと思っています。
価格の高い・安いに目が行きがちな時代ではありますが、そこに込められた想いまで見失ってはいけません。たとえ価格がどうであれ、作り手の情熱や誇りを、きちんと届けることが私たちの使命です。ただ売るのではなく、「想いをつなぐ商売」を実現すること。それが、私たちの存在意義であり、理念の本質だと考えています。
当社には、企業理念とともに5つの行動指針があります。
これらはすべて、理念を現実の行動へと落とし込むための実践的な言葉です。一人ひとりがこの指針を胸に抱き、実行し続けることで、理念が単なるスローガンで終わらず、実際に社会に根付いていくと信じています。
時代は常に変化します。やり方や技術、求められるスピードも日々進化しています。だからこそ、理念に向かって進むための手段やアプローチは変えていかなければなりません。しかし、目指すべき理念そのものは決して変えてはならない。理念がぶれれば、会社の軸も、社員の判断も、すべてが不安定になってしまいます。理念は不変。変えるべきは「やり方」であり、「目指す場所」ではありません。
この理念を軸に、私たちが目指す未来は、「社員一人ひとりが誇りを持って働ける会社」であり、「この会社に入ってよかった!」「この仕事が楽しい!」と心から思える職場をつくることです。社会的な責任や納税といった企業の義務を果たすのは当然のことながら、まずは社員が笑顔で働き、やりがいを感じ、自分の仕事に自信を持てる環境を整えること。それが、理念を実現していく第一歩だと考えています。
これからもこの企業理念を道しるべに、社員と共に、お客様と共に、そして社会と共に、持続的に成長し続けられる会社をつくっていきたいと思っています。

生産、流通、加工、販売を自社で行ってきたノウハウの蓄積による調達・供給だけでなく、青果・花卉の新たな価値を提案します


